ゐ》る所へどうもバタ/″\開《あ》けちやア困るぢやアないか。小「へえ、宅《うち》の主人《しゆじん》が先生へ是《これ》を上《あ》げて呉《く》れろと申《まうし》ましたから持《も》つて参《まゐ》りました。先「ウム、マア夫《それ》は宜《い》いがね、どうもお前《まへ》何《なん》ぼ使《つかひ》だつて、余《あんま》り無作法《ぶさはふ》過《すぎ》るぢやアないか、能《よ》く物《もの》を弁《わきま》へて見なさい、マア私《わたし》の家《うち》だから宜《い》いが、外《ほか》へ行《い》つて然《そ》んな事をすると笑はれるよ、さア使《つかひ》の仕様《しやう》を僕《ぼく》が教《をし》へて上《あげ》るからマア君《きみ》椅子《いす》に腰《こし》を掛《か》け給《たま》へ、君《きみ》が僕《ぼく》だよ、僕《ぼく》が君《きみ》になつて、使《つかひ》に来《き》た小僧《こぞう》さんの声色《こわいろ》を使ふから大人《おとな》しく其処《そこ》で待つてお出《い》で、僕《ぼく》のつもりでお出《い》でよ。小「へえ、宜《よろ》しうございます。先「エー御免下《ごめんくだ》さい、お頼《たの》み申《まうし》ます。ト斯《か》う静《しづか》に開戸《ひらき
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