》きに姐《ねえ》さんから小言《こごと》を頂戴《ちやうだい》したり何《なん》かしました、へい嬢《ぢやう》さん入《い》らつしやいまし、何《ど》うも先達《せんだつて》の二|番目狂言《ばんめきやうげん》へ貴嬢《あなた》がチヨイと批評《くぎ》をお刺《さし》になつた事を親方《おやかた》に話しましたら、大層《たいそう》感心《かんしん》しまして実《じつ》に恐入《おそれい》つたものだ、中々《なか/\》アヽ云《い》ふ処《ところ》は商売人《しやうばいにん》だつて容易《ようい》に気《き》の附《つ》くもんぢやアないと云《い》ひました、何卒《どうぞ》打出《はね》ましたら些《ち》と三|階《がい》へ入《い》らつしやいまして、おや是《これ》は坊《ぼ》ツちやま入《い》らつしやいまし、アハヽまアお可愛《かあい》らしいこと、いえ何《ど》うも親方《おやかた》も駭《おどろ》いてましたし、表方《おもてかた》の者も皆《みな》感心《かんしん》をしてえるんで、坊《ぼつ》ちやんがアノ何《ど》うも長《なが》いダレ幕《まく》の間《あひだ》ちやんとお膝《ひざ》へ手を載《の》せて見て居《ゐ》らつしやるのは流石《さすが》は何《ど》うもお違《ちが》ひ
前へ
次へ
全25ページ中15ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
三遊亭 円朝 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング