世辞屋
三遊亭円朝
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)商法《しやうはふ》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)一|抔《ぱい》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)ふう[#「ふう」に白丸傍点]
[#…]:返り点
(例)東畔命[#二]軽舟[#一]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)おい/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
エヽ商法《しやうはふ》も様々《さま/″\》ありまするが、文明開化《ぶんめいかいくわ》の世《よ》の中《なか》になつて以来《いらい》、何《なん》でも新発明《しんはつめい》新発明《しんはつめい》といふので追々《おい/\》此《この》新商法《しんしやうはふ》といふものが流行をいたしまする。彼《か》の電話機械《でんわきかい》といふものが始めて参《まゐ》つた時に、互《たがひ》に掛《かけ》やうを知らぬから、両方で話をしようと思つても、何《ど》うしても解《わか》らなかつたといふ。夫《それ》は何《ど》ういふ訳《わけ》かと後《あと》で聞いて見ますると、耳へ附《つ
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