果から見た、仏教の因果応報論』もしくは『印度《インド》、及《および》、埃及《エジプト》の各宗教に含まれたる輪廻転生《りんねてんしょう》説の科学的研究』といったような途方もない派手な題目で……いずれにしても相関聯した裏と表の二方面から狙いを付けて、どこまでも突貫して見ようという事になった……が……何しろまだその伝説の正体も突止めない中《うち》から、こんな恐ろしい研究主題《テーマ》を決めて掛った位だから、その当時の二人の意気組みが、如何に素晴らしいものであったかが想像出来るであろう。事実二人とも、この研究を完成するためには、あらゆる人情も良心も、神も仏も踏み潰し蹴散《けち》らして行く決心であった。毛唐人の中でも科学の新境地を開拓した連中の中には、随分思い切った研究手段を執《と》った者がある。特に医学方面の大家の中には学術のために良心を殺して極度に残忍な犠牲を取った例が無数に在って、社会の非難を受けた連中も相当あるが皆、学術のためとか人類文化のためとかいう名の下に敢然として非人道的な研究を断行して来たものらしい。その通りにWもMも、あらゆる犠牲を顧《かえりみ》ずに、この実験を徹底して行こうで
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