りに暗い色が泛《うか》み漂《ただよ》い、唇も稍《やや》黒ずんで、全体の感じがどことなく重々しく無気味にかわっている。
その次の第三番目の像では、もう顔面の中で、額と、耳の背後《うしろ》と、腹部の皮膚の処々が赤く、又は白く爛《ただ》れはじめて、眼はウッスリと輝き開き、白い歯がすこし見え出し、全体がものものしい暗紫色にかわって、腹が太鼓のように膨《ふく》らんで光っている。
第四の絵は総身が青黒とも形容すべき深刻な色に沈みかわり、爛れた処は茶褐色、又は卵白色が入り交《まじ》り、乳が辷《すべ》り流れて肋骨が青白く露《あら》われ、腹は下側の腰骨の近くから破れ綻《ほころ》びて、臓腑の一部がコバルト色に重なり合って見え、顔は眼球が全部露出している上に、唇が流れて白い歯を噛み出しているために鬼のような表情に見えるばかりでなく、ベトベトに濡れて脱け落ちた髪毛《かみのけ》の中からは、美しい櫛や珠玉の類がバラバラと落ち散っている。
第五になると、今一歩進んで、眼球が潰《つい》え縮み、歯の全部が耳のつけ根まで露われて冷笑したような表情をしている。一方に臓腑は腹の皮と一緒に襤褸切《ぼろき》れを見るように黒
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