ドン、馬や鳥の形に化けて醜女怪メズサを孕ませ、勇士ペルセウスがメの首を刎《は》ねた鮮血より飛馬ペガソス生まれた。ベレロフォンこれに騎らば鵺に勝ち得べきを知り、アテナ女神の社に眠って金の※[#「革+橿のつくり」、第3水準1−93−81]《たづな》を授かり、その告《つげ》に由って飛馬の父ポセイドンに牲《いけにえ》を献じ、その助力でかの馬泉水を飲みに来たところを捉え騎りて鵺を殪《たお》し、次にソリミ人次に女人国を制服したとは武功のほど羨ましい。さて帰路を要して己を殺さんとせるヨバテースの強兵を殺し尽して神色自若たるを、ヨが見てその異常の人たるを知り国の半を与え女婿とした。それからチーリンスへ還ってアンテアを欺き、飛馬に同乗するうち、突き落して海中に溺死《できし》せしめたまでは結構だったが、ベレロフォン毎度の幸運に傲《おご》って飛馬に乗り昇天せんとす。大神ゼウス虻《あぶ》を放ちて馬を螫《さ》さしめ、飛馬狂うてベを振り落し自分のみ登天す。ベは尻餅どっしりさて蹇《あしなえ》となったとも盲となったともいう。その事インドの頂生王《マンドハタール》が過去の福業に因り望んで成らざるところなきに慢心して天に
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