もはやまっしぐらに進むの外はないと思った。村田からは、万事うまく纒ったとの通知があった。
所が、火曜の朝、遅くまで床の中にはいっていると、一封の書留郵便が来た。保子からだった。周平は胸の動悸を禁じ得なかった。震える手先で封を切ると、最初に五十円の為替がはいっていた。彼は惘然と眼を見張った。それから、一気に手紙を読み下していった。
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お手紙を拝見しました。こういうことになろうとは夢にも思いませんでしたが、今はもう仕方もないことと諦めましょう。
初めお手紙を見た時、私は大して気にもかけませんでした。噂は噂だとしておけばよい、そう思って平気でいました。けれど、読み返すうちに心配になってきました。怒ってるのか泣いてるのか分らないようなあなたの調子ですもの。私はあなたをもっとしっかりした人だと信じておりました。そして、いろいろ考えていると、このまま黙っては居られない気がしました。
私はあなたの手紙を横田に見せました。それから、これまでのことを、お約束でしたけれど吉川さんの日記のことも、すっかり話しました。横田は私達を信じてくれました。そしてただこう申しました、井上
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