者と同様に身動きをしなかった。死者から眼を放さなかった。涙も流さず、考えもせず、彼自身が死者だった。――オリヴィエによってなされた友情の奇跡がふたたび彼のうちに涙と生命とをもたらした。

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勇気をもてよ! 生は苦しむの価値あり、
共に泣く忠実なる眼の存する限りは。
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 二人は長く抱擁し合った。それからルイザのそばにすわって、低い声で話した……。夜となっていた。クリストフは寝台の裾《すそ》のほうに肱《ひじ》をついて、幼年時代のことを思い出すままに語った。その思い出の中にはたえず母の面影が現われてきた。彼はときどき口をつぐんで、それからまた話を始めた。しまいには、疲労に圧倒され顔を両手に隠して、すっかり黙ってしまった。オリヴィエが近寄ってのぞき込んでみると、彼はもう眠っていた。そこでオリヴィエは一人で通夜した。けれど彼もまた、寝台の倚木《よりき》に額を押しあてて眠ってしまった。ルイザはやさしく微笑《ほほえ》んでいた。二人の子供の番をして夜を明かすのがうれしいようなふうだった。

 朝になりかかったころ、二人は扉《とびら》をたたく音に眼を覚《
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