Bクリストフは夢中になって、一部分は歩いてゆくと言った。オリヴィエは一時間待ってくれと頼み、必要な金高を見つけてくると約束した。クリストフは言われるままに任せた。自分でなんの考えもつかなかった。オリヴィエは質屋へ駆けて行った。質屋へ行くのは初めてだった。もしそれが自分のことだったら、どれも皆何かの大事な思い出を帯びてる品物を一つ入質するよりは、欠乏を我慢するほうが好ましかった。しかし今はクリストフのことであり、少しも猶予しておれなかった。彼は懐中時計を入質した。思ってたよりはるかに少ない金高を渡された。で彼は余儀なく、また自分の室にもどり、数冊の書物を取り、それを古本屋へもっていった。それは切ないことだった。しかし今の場合そんなことはほとんど頭になかった。クリストフの悲痛にすっかり心を奪われていた。もどってきてみると、クリストフは前どおりの場所にいて、がっかりしぬいてる様子だった。所持の三十フランにオリヴィエが得てきた金を加えると、必要以上の金高になった。クリストフはすっかり力を落としていたので、友人がどうしてその金を手に入れたか、また自分の不在中の生活費を取りのけているかどうかを、尋
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