フだ。」とオリヴィエは言った。「僕には永久の孤立のほうが望ましい、わが民衆の団結があんな代価を要するのなら。」
 二人は口をつぐんだ。そしてどちらも、心を乱してる問題に触れかねた。がついにオリヴィエは思い切って、喉《のど》をつまらしながら言った。
「うち明けて言ってくれたまえ、クリストフ、君は帰国するつもりだったのか。」
 クリストフは答えた。
「そうだ。」
 オリヴィエはその返辞を予期していた。それでもやはり心に打撃を受けた。彼は言った。
「クリストフ、そんなことが君に……。」
 クリストフは額《ひたい》に手をやった。そして言った。
「もうそのことを話すのはよそう。もう僕はそのことを考えたくないのだ。」
 オリヴィエは悲しげに繰り返した。
「君は僕たちと戦うつもりだったのか。」
「それは僕にもわからない。そんなことは考えたことがない。」
「しかし君は心の中で決心していたじゃないか。」
 クリストフは言った。
「そうだ。」
「僕を敵として?」
「君をではけっしてない。君は僕の味方だ。僕がどこに行こうと、君は僕といっしょなんだ。」
「しかし僕の国を敵としてだろう?」
「自分の国のためにだ
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