q供のことについては、あなたたちフランス人は実際|滑稽《こっけい》ですよ。苦しむことのないほど十分な財産をつけてやれると思うまでは、世の中に産み出したがらない……。がそんなことはどうでもいいことです。なあに、生と生にたいする愛と生を守る勇気とを与えてやればいいんです。その他のことは……生きようと死のうと……それが人の運命です。僥倖《ぎょうこう》の生を求めるくらいなら、生きるのをやめたほうがいいでしょう。」
クリストフから発散する強健な信念は、相手のうちにも伝わっていったが、少しもその心を決しさせはしなかった。彼は言った。
「ええ、おそらくそのとおりでしょう……。」
しかし彼はそのままじっとしていた。あたかも他の多くの人々のように、意欲と行動との不能に陥ってるがようだった。
クリストフは、知り合いのフランス人のうちにたいてい見出される無気力さにたいして、戦いを始めた。その気力は、不撓《ふとう》なそしておおむね熱狂的な精励さと、不思議に結合してるのだった。中流階級の種々の方面で彼が出会う人々は、ほとんどすべて不満家だった。ほとんどすべての人々が、当代の大立者とその腐敗した思想とにた
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