Rレットと交わりを絶ち、自分の不謹慎を許してくれとクリストフに願った。クリストフは頑《がん》として聴《き》き入れず、二人の友の幸福なさまをうれしげにながめてる人のよいモークが腹をたてるのも構わずに、フランスの古い諺《ことわざ》を勝手に意地悪くもじって誦《しょう》してきかした。
「君、うっかり人を信用するものでないことがわかるだろう……。
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隙《ひま》なお饒舌《しゃべり》娘から、
にせ信心のおべっかユダヤ人から、
うわべばかりの友だちから、
馴《な》れ馴れしい敵《かたき》から、
そして気のぬけた葡萄《ぶどう》酒から、
主よわれらを救いたまえ[#「主よわれらを救いたまえ」に傍点]!」
[#ここで字下げ終わり]
友情は回復された。危うく友情を失うかもしれない恐れに臨んだために、その友情はいっそう濃《こま》やかになった。つまらぬ誤解は消えてしまった。二人の性格の差異がかえって二人をひきつける種となった。クリストフはその魂のうちに、和合した両国の魂を包み込んだ。彼は自分の心が豊かで充実してるのを感じた。そしてその楽しい豊満は、彼にあってはいつものとおりに音楽の流れとな
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