聞雑誌とを分有する、政治的諸教会の岩石の間に生えてる、空気の欠乏した植物に似ていた。また同様に彼は、あらゆる文学的党派から離れ見捨てられていた。文学者仲間に一人の友人もなかったし、友人のありようがなかった。彼はそれらの知的な魂の冷酷さや無情さや利己主義に悩まされた――(ただほんとうの天稟《てんぴん》に導かれてる者や熱心な学術的研究に没頭してる者など、ごく少数の人々については例外だった。)頭脳――小さな頭脳をもってるときに――頭脳のために心を萎縮《いしゅく》させた者こそ、悲しむべきである。温情は少しもなく、鞘《さや》に納めた短刀のような知力があるのみである。われわれはその知力にいつ喉《のど》を刺されるかわからない。不断に武装していなければならない。自分の利益のためにではなしに美しいものを愛する善良な人々――芸術界の外部に生きてる人々、などにしか友情の可能性はない。芸術界の空気は大多数の者には呼吸できない。生命の泉たる愛を失わずにそこに生きることができるのは、ただきわめて偉大なる人々のみである。
オリヴィエはただ自分一人を頼りにするのほかはなかった。それはごく心細い支持だった。彼にはあら
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