《しろきや》の中の
華やかな光景を好く。
わたしは不安も恐怖も無しに
再び「美」の神を愛したいと願ふ。
しかし、それは勇気を要する。
わたしは男に依《よ》る寄生状態から脱して、
わたしの魂《たましひ》と両手を
わたし自身の血で浄《きよ》めた後《のち》である。
わたしは先《ま》づ働かう、
わたしは一切の女に裏切る、
わたしは掠奪者の名から脱《のが》れよう。
女よ、わたし自身よ、
お前は一村《いつそん》、一市、一国の文化に
直接なにの貢献があるか。
大百貨店の売出《うりだ》しに
お前は特権ある者の如《ごと》く、
その矮《ひく》い、蒼白《そうはく》なからだを、
最上最貴の
有勲者《いうくんしや》として飾らうとする。
ああ、男の法外な寛容、
ああ、女の法外な僭越《せんえつ》。
[#地から4字上げ](一九一八年作)
冷たい夕飯
ああ、ああ、どうなつて行《い》くのでせう、
智慧も工夫も尽きました。
それが僅《わづ》かなおあしでありながら、
融通の附《つ》かないと云《い》ふことが
こんなに大きく私達を苦《くるし》めます。
正《たゞ》しく受取る物が
本屋の不景気から受取れずに、
幾月《
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