つて来た。
島の人間は奇怪な侵入者、
不思議な放浪者《バガボンド》[#ルビの「バガボンド」は底本では「バカホンド」]だと罵《のゝし》らう。

わたし達は彼等を覚《さま》さねばならない、
彼等を生《せい》の力に溢《あふ》れさせねばならない。
よその街でするやうに、
飛行機と露西亜《ロシア》バレエの調子で
彼等と一所《いつしよ》に踊らねばならない、
此島《このしま》もわたし達の公園の一部である。


    何かためらふ

何《なに》かためらふ、内気なる
わが繊弱《かよわ》なるたましひよ、
幼児《をさなご》のごと慄《わなゝ》きて
な言ひそ、死をば避けましと。

正しきに就《つ》け、たましひよ、
戦へ、戦へ、みづからの
しあはせのため、悔ゆるなく、
恨むことなく、勇みあれ。

飽くこと知らぬ口にこそ
世の苦しみも甘からめ。
わがたましひよ、立ち上がり、
生《せい》に勝たんと叫べかし。


    真実へ

わが暫《しばら》く立ちて沈吟《ちんぎん》せしは
三筋《みすぢ》ある岐《わか》れ路《みち》の中程《なかほど》なりき。
一つの路《みち》は崎嶇《きく》たる
石山《いしやま》の巓《いたゞき》に攀
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