した。
「大丈夫、まだ見つけられますよ。」
「すぐまた捜索を始めにゃアならん。ぐずぐずしちゃアいられない。」カリスフォド氏はいらいらして来ました。「君、何か新しい心当りはないだろうか?――何かちょっとした心当りでも。」
 カアマイクル氏も落ちつかない風に立ち上り、考えながら部屋の中を歩き廻りました。
「何かありそうでもありますな。どれだけの根拠があるかは、私にも判りませんが、というのはドオヴァからここまでの汽車の中で、いろいろ考えているうち、ふと思いついたんですが。」
「どんなことです? あの娘が生きてるとすると、どこかにいるわけだ。」
「その通り、どこかにいるはずなのですよ。パリイの学校《スクール》という学校《スクール》は、もう捜索の余地がありません。だから、今度はパリイを切り上げて、ロンドンに移るんですな。つまり、ロンドンに捜索の手を移すというのが、私の思いつきです。」
「ロンドンにも無数の学校がある。」カリスフォド氏はそういってから、ふと何かを思い出して、かすかに身を起しました。「そら、隣にだって一つあるじゃアないか。」
「じゃア、隣から始めることにしたらいかがです。近い所から始
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