がいい着物を着てるって、話した? きっとあの子も、今まで行方不明だったのを、誰かに見付け出されたのだよ。」
「あら、馬車が来た。」と、ジャネットが叫びました。「宅《うち》の前で止ったわ。お父様のお帰りだわ。」
 皆は窓の所へ飛んで行きました。
「ああ、お父さんだよ。」と、ドウナルドが告げました。「でも、小っちゃな女の子はいないよ。」
 三人はじっとしていられなくなったので、先を争って玄関へ飛び出しました。お父様がお帰りになると、いつも子供達はそうして迎え入れるのでした。三人が飛び上ったり、手を拍《う》ったり、抱き上げられて接吻されたりしている気配が、部屋の中にいても、はっきり感じられました。
 カリスフォド氏は立ち上りかけて、またどかりと椅子の中に身を落しました。
「駄目だ、俺は何というやくざな人間だろう。」
 カアマイクル氏の声が、戸口に近づいて来ました。
「今は、駄目だよ。カリスフォドさんとお話をすましてからにしてくれ。その間、ラム・ダスと遊んでたらいいだろう。」
 戸が開いて、カアマイクル氏が入って来ました。氏は前よりも血色がよく、活々《いきいき》した顔をしていましたが、眼には失
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