二月
日の出前
岩手山巓
車中〔二〕
化物丁場
開墾地落上
〔鶯宿はこの月の夜を雪降るらし〕
公子
〔銅鑼と看版 トロンボン〕
〔古き勾当貞斎が〕
涅槃堂
悍馬〔二〕
巨豚
眺望
山躑躅
〔ひかりものすとうなゐごが〕
国土
〔塀のかなたに嘉莵治かも〕
四時
羅紗売
臘月
〔天狗蕈 けとばし了へば〕

〔秘事念仏の大師匠〕〔二〕
〔廐肥をになひていくそたび〕
黄昏
式場
〔翁面 おもてとなして世経るなど〕
氷上
〔うたがふをやめよ〕
電気工夫
〔すゝきすがるゝ丘なみを〕
〔乾かぬ赤きチョークもて〕
〔腐植土のぬかるみよりの照り返し〕
中尊寺〔一〕
嘆願隊
〔一才のアルプ花崗岩《みかげ》を〕
〔小きメリヤス塩の魚〕
〔日本球根商会が〕
庚申
賦役
〔商人ら やみていぶせきわれをあざみ〕
風底
〔雪げの水に涵されし〕
病技師〔二〕
〔西のあをじろがらん洞〕
卒業式
〔燈を紅き町の家より〕
[#改丁]


  母


雪袴黒くうがちし     うなゐの子瓜|食《は》みくれば
風澄めるよもの山はに   うづまくや秋のしらくも

その身こそ瓜も欲りせん  齢《とし》弱《わか》き母にしあれば

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