。
『それじゃ、まあ、』ビレラフォンは天馬を撫でてやりながら言いました、『お前の好きなだけ僕の傍にいるがいい。これからすぐに、われわれは一しょに行って、アイオバティーズ王に、カイミアラを退治たことを知らせよう。』
それからビレラフォンは、そのおとなしい子供を抱きしめて、また来るからと約束して、出かけて行きました。しかし、後年に至って、その子供は天馬に乗って、ビレラフォンよりも一層高く大空を駆けって、カイミアラ退治よりも更に名誉ある仕事をなし遂げました。というのは、彼はおとなしい、やさしい子供でしたが、大きくなって、とてもえらい詩人になったからです!
[#改ページ]
禿げた頂上
――話のあとで――
ユースタス・ブライトはビレラフォンの伝説を、まるで本当に彼が翼のある馬に乗って飛ばしているかのような熱意と元気とで話した。話し終った時、聞いていた子供達の顔が真赤にほてっていたので、彼等がどれほど興味を感じていたかが分る気がして、彼は嬉しかった。みんなは眼をくるくるさせていたが、プリムロウズだけはそうでなかった。彼女の眼には本当に涙がうかんでいた。というのは、ほ
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