かの子供達はまだ小さいので分らないような、この話の中の或る物に、彼女は感動したからだった。子供相手の話ながら、ユースタス・ブライトは、それによって、青年の熱情と、高邁な希望と、空想的な冒険とを、うまく子供達に吹き込もうとしたのであった。
『プリムロウズ、君は僕や僕の話を随分ひやかしたけれど、もうかんべんしてあげるよ、』彼は言った。『沢山笑ったことも、一滴の涙でつぐなわれるからね。』
『それはそうと、ブライトさん、』と、プリムロウズは目を拭いて、またいたずららしい笑い方をして彼を見ながら答えた、『たしかにあなたの頭は、雲の上へ来ると、考えが高尚になるわ。だからあたし、あなたに、ちょうど今みたいに山の頂上にいる時じゃないと、これから話をしないようにすすめるわ。』
『それとも、ペガッサスの背中に跨がってやるかだね、』とユースタスは笑いながら答えた。『僕があの驚くべき小馬をつかまえて来た手際は、なかなかの成功だったと君は思わない?』
『それはあなたが時々やる、突飛《とっぴ》なふざけ方とよく似てるわ!』とプリムロウズは手をたたいて言った。『あたしはあなたが二マイルも高いところで、ペガッサスに乗っ
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