ました。
そうです、彼はその翼のある馬の背中にまたがったのです!
しかし、はじめて人間の重みというものを腰に感じた時、ペガッサスはどんなに飛び上ったでしょう! 全く、ものすごい飛び上り方でした! 息もつかないうちに、ビレラフォンは五百フィートも高いところへ上っていました。ペガッサスは、びっくりと腹立ちとで、鼻を鳴らし、からだをふるわせながら、なおも上に向けて鉄砲玉のように飛んで行くのでした。上へ上へと、どんどん昇って行って、とうとう、つめたい、霧のような雲の中へ飛び込んでしまいました。それは、つい今さっき、ビレラフォンが下から眺めて、随分気持のよさそうなところだなあと思っていたのでしたが。それからまた、雲のまん中から飛び出して、自分も乗り手ももろとも、岩にぶっつけるつもりかと思われるほどの勢いで、雷のように落ちて行きました。それから彼は、今までに鳥でも馬でもやったことはあるまいと思われるような荒っぽい跳ね方を、おおよそ千ほどもしました。
僕はペガッサスのやったことの半分だって話すことは出来ません。彼はまっすぐに飛んで行くかと思うと、さっと横にそれたり、ぱっとあとへもどったりしまし
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