、皆自分の頑固《かたいじ》から起ッた事《こっ》じゃアないか。それも傍《はた》で気を附けぬ事か、さんざッぱら人《しと》に世話を焼かして置て、今更御免になりながら面目ないとも思わないで、出来た事なら仕様が有ませんとは何の事《こっ》たエ。それはお前さんあんまりというもんだ、余《あんま》り人《しと》を踏付けにすると言う者《もん》だ。全躰マア人《しと》を何だと思ッてお出《い》でだ、そりゃアお前さんの事《こっ》たから鬼老婆《おにばばあ》とか糞老婆《くそばばあ》とか言ッて他人にしてお出でかも知れないが、私ア何処《どこ》までも叔母の積だヨ。ナアニこれが他人で見るがいい、お前さんが御免になッたッて成らなくッたッて此方《こっち》にゃア痛くも痒《かい》くも何とも無い事《こっ》たから、何で世話を焼くもんですか。けれども血は繋《つなが》らずとも縁あッて叔母となり甥《おい》となりして見れば、そうしたもんじゃア有りません。ましてお前さんは十四の春ポッと出の山出しの時から、長の年月《としつき》、この私が婦人《おんな》の手一ツで頭から足の爪頭《つまさき》までの事を世話アしたから、私はお前さんを御迷惑かは知らないが血を分
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