と云う者は皆君の所謂《いわゆる》無礼なものだ。若しそれで君が我輩の忠告を怒《いか》るのならば、我輩一言もない、謹《つつしん》で罪を謝そう。がそうか」
「忠告なら僕は却《かえっ》て聞く事を好む。シカシ君の言ッた事は忠告じゃない、侮辱だ」
「何故」
「若し忠告なら何故人のいる前で言ッた」
「叔母さんやお勢さんは内輪の人じゃないか」
「そりゃ内輪の者サ……内輪の者サ……けれども……しかしながら……」
文三は狼狽した。昇はその光景《ようす》を見て私《ひそ》かに冷笑した。
「内輪な者だけれども、シカシ何にもアア口汚く言わなくッても好じゃないか」
「どうも種々に論鋒《ろんぽう》が変化するから君の趣意が解りかねるが、それじゃア何か、我輩の言方即ち忠告の Manner《マンナア》 が気に喰《く》わんと云うのか」
「勿論《もちろん》 Manner も気に喰《くわ》んサ」
「Manner が気に喰わないのなら改めてお断り申そう。君には侮辱と聞えたかも知れんが我輩は忠告の積りで言ッたのだ、それで宜かろう。それならモウ絶交する必要も有るまい、アハハハ」
文三は何と駁《ばく》して宜いか解らなくなッた、唯ムシ
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