と驚きながらも、
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(屋根で鵝鳥の鳴き叫ぶ、
板戸に駒《こま》の影がさす。)
[#ここで字下げ終わり]
と、現《うつつ》にも、絶えず耳に聞きますけれど、それだと心は頷《うなず》きません。
いかなる事も堪忍んで、どうぞその唄を聞きたい、とこうして参籠をしているんですが、祟《たたり》ならばよし罪は厭《いと》わん、」
と激しく言いつつ、心づいて、悄然《しょうぜん》として僧を見た。
「ただその、手毬を取返したのは、唄は教えない、という宣告じゃあなかろうか、とそう思うと情《なさけ》ない。
ああ、お話が八岐《やちまた》になって、手毬は……そうです。天井から猫が落ちます以前、私が縁側へ一人で坐っています処へ、あの白粉《おしろい》の花の蔭から、芋※[#「くさかんむり/更」、221−3]《ずいき》の葉を顔に当てた小児《こども》が三人、ちょろちょろと出て来て、不思議そうに私を見ながら、犬ころがなつくように傍《そば》へ寄ると、縁側から覗込《のぞきこ》んで、手毬を見つけて、三人でうなずき合って、
(それをおくれ。)と言います。
(お前たちのか。)
と聞くと、頭《かぶり》を掉《
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