《も》ち来《こ》い、返《かへ》して遣《や》ると、恁《か》うだんべい。
さ、其処《そこ》ぢやい! 其処《そこ》どころぢやに因《よ》つて私《わし》が後見《かうけん》助言《じよごん》の為《し》て、勝《すぐ》れた、優《まさ》つた、新《あたら》しい、……可《いゝ》かの、生命《いのち》のある……肉附《にくづき》もふつくりと、脚腰《あしこし》もすんなりした、膚《はだ》の佳《い》い、月《つき》に立《た》てば玉《たま》のやう、日《ひ》に向《むか》へば雪《ゆき》のやうな、へい、魔王殿《まわうどの》が一目《ひとめ》見《み》たら、松脂《まつやに》の涎《よだれ》を流《なが》いて、魂《たましひ》が夜這星《よばひぼし》に成《な》つて飛《と》ぶ……乳《ちゝ》の白《しろ》い、爪紅《つめべに》の赤《あか》い奴《やつ》を製作《こさ》へると言《い》はぬかい!
少《わか》いものを唆《そゝの》かして、徒労力《むだぼね》を折《を》らせると何故《あぜ》で言《い》ふのぢや。御坊《ごばう》、飛騨山《ひだやま》の菊松《きくまつ》が、烏帽子《えばうし》を冠《かぶ》つて、向顱巻《むかふはちまき》を為《し》て手伝《てつだ》つて、見事《みごと
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