した。
……余《あま》りの仕儀《しぎ》に唯《たゞ》茫然《ばうぜん》として、果《はて》は涙《なみだ》を流《なが》したが、いや/\、爰《こゝ》に形《かたち》づくられた未製品《みせいひん》は、其《そ》の容《かたち》半《なか》ばにして、早《はや》くも何処《どこ》にか破綻《はたん》を生《しやう》じて、我《わ》が作《さく》を欲《ほつ》するものゝ、不満足《ふまんぞく》を来《き》たしたのであらう――いかさまにも一《ひと》つ残《のこ》つた瞳《ひとみ》を見《み》れば、お浦《うら》の其《それ》より情《なさけ》を宿《やど》さぬ、露《つゆ》も帯《お》びぬ、……手足《てあし》既《すで》に完《まつた》うして斧《をの》を以《もつ》て砕《くだ》かれても、対手《あひて》が鬼神《きじん》では文句《もんく》はない筈《はづ》。力《ちから》を傾《かたむ》け尽《つく》さぬうち、予《あらかじ》め其《そ》の欠点《けつてん》を指示《さししめ》して一思《ひとおも》ひに未練《みれん》を棄《す》てさせたは、寧《むし》ろ尠《すくな》からぬ慈悲《じひ》である……
で、直《たゞ》ちに木材《もくざい》を伐更《きりあらた》めて、第二《だいに》の像《
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