んき》な事《こと》を。落着《おちつ》いて相談《さうだん》と? ……此《こ》の上《うへ》何《なん》の相談《さうだん》を為《す》るんです。お浦《うら》を救《すく》ふのには一刻《いつこく》を争《あらそ》ふ、寸秒《すんべう》を惜《をし》む。早速《さつそく》さあ、人《ひと》の居《ゐ》ない小家《こや》、辻堂《つじだう》、祠《ほこら》、何《なん》でも構《かま》はん、其処《そこ》へ行《ゆ》かう。行《い》つて直《す》ぐに仕事《しごと》にかゝる。が、誰《たれ》も来《き》ては不可《いけな》い、屹《きつ》と来《き》ては不可《いけな》い、いづれ、やがて其《そ》の仕事《しごと》が出来《でき》ると、お浦《うら》と一所《いつしよ》に、諸共《もろとも》にお目《め》に懸《かゝ》つて更《あらた》めて御挨拶《ごあいさつ》をする。
しかし、恁《か》う言《い》ふのを信《しん》じないで、私《わたし》に任《ま》かせることを不安心《ふあんしん》と思《おも》ふなら、提灯《ちやうちん》の上《うへ》に松明《たいまつ》の数《かず》を殖《ふや》して、鉄砲《てつぱう》持参《じさん》で、隊《たい》を造《つく》つて、喇叭《らつぱ》を吹《ふ》いてお捜
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