r2/4Dt[#「2」は上付き小文字、「r2/4Dt」は分数、「−r2/4Dt」は「e」の上付き]dr
[#ここで字下げ終わり、ここで数式終わり]
であり、中心から同時に出発した分子総数がNであれば、この時点にこの地帯に来るものの数は NW(r, t)dr である。しかしこれらの分子が放射物質のように自然崩壊をするものとすれば、この数はtについて指数函数的《しすうかんすうてき》に減じるので
[#ここから5字下げ、ここから数式]
Ne−λt[#「−λt」は「e」の上付き]W(r)dr
[#ここで字下げ終わり、ここで数式終わり]
であるとすべきであろう。さすれば距離rにおける密度は、これを 2πrdr で除したもので、これをσとすれば
[#ここから5字下げ、ここから数式]
σ(r, t) = N/8π2Drt[#「2」は上付き小文字、「N/8π2Drt」は分数]e−(r2/4Dt[#「2」は上付き小文字、「r2/4Dt」は分数]+λt)[#「−(r2/4Dt+λt)」は「e」の上付き]
[#ここで字下げ終わり、ここで数式終わり]
で与えられる。
 もし中心から不断に供給が続けられていれば、
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