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│ 針助の家の中 |
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[#ここから3字下げ]
針助、腕をまくり上げている。刺青が見える。
裸にされた次郎と三郎がブルブルふるえながら、恐怖の眼で畳の上に置かれた刺青用の針の先を見ている。
針は電燈の光を浴びて白く冴えかえっている。
針助の異様に燃える眼が迫る。
[#ここで字下げ終わり]
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│ 四つ辻 |
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[#ここから3字下げ]
小沢、かけつけて来て、四つ辻を曲り、標札を見ている。
門燈のあかりに「横井喜久造」という標札の字が浮び出ている。
小沢、立ち停り、玄関の戸に手を掛ける。
[#ここで字下げ終わり]
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│ 針助の家の中 |
└────────┘
[#ここから3字下げ]
小沢はいって来る。
針助はぎょっとする。
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
針助「誰や、お前は……?」
小沢「豹でも龍でも亀でもない」
[#ここから3字下げ]
と、気ざっぽい科白だが、中之島公園で演説した気持の延長で、言う。
[#ここで字下げ終わり]
[#こ
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