。わかい頃には、お友達や何かの評判が一ばん大事なものらしい。馬鹿な子です。根《ね》からの臆病者のくせに、無鉄砲な事ばかりやらかしてお友達や、オフィリヤには、ほめられるでしょうが、さて後の始末が自分では何も出来ないものですから、泣きべそをかいて、ひとりで、すねているのです。そうして内心は私たちを、あてにしているのです。私たちが後の始末をしてくれるのを、すねながら待っているのです。気障《きざ》な、思いあがった哲学めいた事ばかり言って、ホレーショーたちを無責任に感服させて、そうして蔭《かげ》では、哲学者どころか、私たちに甘えてお菓子をねだっているような具合なんですから、話になりません。甘えっ子ですよ。朝から晩まで、周囲の者に、ほめられて可愛がられていたいのです。その場かぎりの喝采《かっさい》が欲しくて、いつも軽薄な工夫をしています。あんな出鱈目《でたらめ》な生きかたをして、本当に、将来どうなることでしょう。あなたの兄さんのレヤチーズなどは、ハムレットと同じ歳なのに、もう、ちゃんと世の中のからくりを知っていらっしゃる。」
オフ。「いいえ、それが兄の、かえって悪いところでございます。王妃さまは
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