の方へ
向いて降りる、永遠《とわ》の光を先《ま》ず浴びるのだ。
今アルピの緑に窪《くぼ》んだ牧場に、
新しい光や、あざやかさが贈られる。
そしてそれが一段一段と行き渡る。
日が出た。惜しい事には己はすぐ羞明《まぶ》しがって
背を向ける。沁《し》み渡る目の痛《いたみ》を覚えて。

あこがれる志が、信頼して、努力して、
最高の願の所へ到着したとき、成就《じょうじゅ》の扉《とびら》の
開《あ》いているのを見た時は、こんなものだな。
その時その永遠なる底の深みから、強過ぎる、
焔《ほのお》が迸《ほとばし》り出るので、己達は驚いて立ち止まる。
己達は命の松明《たいまつ》に火を点《とも》そうと思ったのだが、
身は火の海に呑《の》まれた。
なんと云う火だ!
この燃え立って取り巻くのは、愛《あい》か、憎《にくみ》か。
喜《よろこび》と悩《なやみ》とにおそろしく交《かわ》る交《がわ》る襲われて、
穉《おさな》かった昔の羅衣《うすもの》に身を包もうとして、
又目を下界に向けるようになるのだ。

好《い》いから日は己の背後の方に居《お》れ。
己はあの岩の裂目《さけめ》から落ちて来る滝を、
次第に面白がって見
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