にできるだけのことをしてくれたが、その弁護は力が弱かった。
そのとき判事《はんじ》はしばらくわたしを郡立刑務所《ぐんりつけいむしょ》へ送っておいて、いずれ巡回裁判《じゅんかいさいばん》の回って来るまで待つことにしようと言いわたした。
巡回裁判。わたしはこしかけにたおれた。おお、なぜわたしはマチアの言うことを聞かなかったのであろう。
ボブ
判事《はんじ》が子どもを連《つ》れて寺へはいったどろぼうの捕縛《ほばく》を待つために、わたしはとうとう放免《ほうめん》されなかった。かれらはそのときになって、わたしがその男の共犯者《きょうはんしゃ》であるかどうか初《はじ》めて決めようと言うのである。
かれらはただいま追跡《ついせき》中であると検事《けんじ》が言った。そうすると、わたしはその男とならんで、囚人席《しゅうじんせき》に入れられて、巡回裁判官《じゅんかいさいばんかん》の前に出る恥辱《ちじょく》と苦痛《くつう》をしのばなければならないのであろう。
その晩《ばん》日のくれかかるまえ、わたしははっきりとコルネの音を聞いた。マチアが来ているのだ。なつかしいマチアよ。かれはじき
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