らをかぶった紳士《しんし》といっしょにならんだ。これがわたしの弁護士《べんごし》であることを知って、わたしはおどろいた。どうして弁護士ができたろう。どこからこの人はやって来たのだろう。
 証人《しょうにん》の席《せき》には、ボブと二人の仲間《なかま》、「大がしの宿屋《やどや》」の亭主《ていしゅ》、それからわたしの知らない二、三人の人がいた。それから向《む》こう側《がわ》には五、六人の人の中に、わたしを拘引《こういん》した巡査《じゅんさ》を見つけた。検事《けんじ》は二言三言で、罪状《ざいじょう》を陳述《ちんじゅつ》した。セント・ジョージ寺で窃盗事件《せっとうじけん》があった。どろぼうはおとなと子どもで、はしごを登ってはいるために、窓《まど》をこわした。かれらは外へ張《は》り番《ばん》の犬を置《お》いた。一時十五分|過《す》ぎにおそい通行人が寺の明かりを見つけて、すぐに寺男を起こした、五、六人、人が寺へかけつけると、犬ははげしくほえて、どろぼうは犬をあとに残《のこ》したまま、窓《まど》からにげた。犬のちえはおどろくべきものであった。つぎの朝その犬を巡査《じゅんさ》が競馬場《けいばじょう》へ
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