りには、たいてい市場が立つことになっていた。いろいろ種類《しゅるい》のちがう香具師《やし》や、音楽師《おんがくし》や、屋台店が二、三日まえから出ていた。
わたしたちはあるテント張《は》り小屋《こや》で、たき火の上に鉄びんがかかっている所を通り過《す》ぎると、曲馬団《きょくばだん》でマチアの友だちであったボブを見つけた。かれはまたわたしたちを見つけたので、たいそう喜《よろこ》んでいた。かれは二人の友だちといっしょに競馬場《けいばじょう》へ来て、力持ちの見世物を出そうとしているところであった。そのためある音楽師《おんがくし》を二、三人やくそくしたが、まぎわになってだめになったので、あしたの興行《こうぎょう》は失敗《しっぱい》になるのではないかと心配していたところであった。かれの仕事にはにぎやかな人寄《ひとよ》せの音楽がなければならなかった。
わたしたちはそこでかれの手伝《てつだ》いをしてやろうということになった。一座《いちざ》ができて、わたしたち五人の間に利益《りえき》を分けることになった。そのうえカピにもいくらかやることにした。ボブはカピが演芸《えんげい》の合い間に芸《げい》をして見
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