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一人で去る。
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老僧 思わぬ事でお疲れがましました。
人々は帰ってもらう様に致しましょう。
法王 何のそれには及ばぬ。さあ。
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また祈りが始まる。
父親に手を引かれて小さい男の子が出る。
父親がひざまずけと云ってもしない。
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子供 阿父ちゃん、いや。
父 そんな事云うもんじゃあないよ、ね。
さあ、いつもお寺でする様におし。
子供 お寺じゃあないもん。
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父の手からぬけて遠慮なく法王のすぐそばに立つ。
止め様とする父親を法王は止める。
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子供(無邪気に云う)ね、法王様って偉いの? 大変うちの父ちゃんはあんまり偉くてこわいんだって。
法王 お前の方が好い児だからじゃ。
子供 だって阿母ちゃんは私を悪い児って叱っても、父ちゃんを叱った事ちょっとだってありゃしない。
そいからねえ、
坊に、木馬買って呉れない?
一度も、坊
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