ほどのわけのわからぬ不甲斐ない事じゃ。
 まま親が育てた子の不甲斐ないのは同情もいたさりょうが、王の不甲斐ないのは只世のもの笑となるばかりの事じゃ。
 若しわしが、
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あやまりまするじゃ
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 と一言申せば、あらゆるそしり、あらゆる下げすみをだまって聞かねばならぬのじゃ。
 わしの母御はわしを育てるに心をお用いなされた、寒中の寒に堪ゆる事も暑さに堪ゆる事も又はせわしい仕事にたゆる事をお教えなされたのじゃ。
 しかし、そしりをうけ、下げすみをうけた折にようこらえる術《すべ》は教えて下さらなんだ。又その様な汚らわしいものをよううけいでもすむわしだとお思いなされであったかも知れぬ、……
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粉雪のサラサラ云う音はやんで本降りにソクソクとつもって行く。
遠くの方で――それでも城の内でかすかに俗謡をうたって居る声と笛の音がする。
王の声と様子は段々重くなやまし気になり時に吹く風に歌の声と笛の音は折々とぎれてはまた続く。
燈火が大変弱い光線になって三つのまどからどっかによどみのある青白い光
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