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小姓にたすけられて下手から消える
王がたった一人になる。
さっきいいかげんに見たフランコニア公からの書きものを見る。
よんで居るうちに段々けわしい顔になっていきなりそれをさいてなげつけてしまう。
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王 何じゃ。
神の御名によって□□□□[#「□□□□」に「(四字分空白)」の注記]と云い居るわ。
破門までうけた王をいただく事は体内を流れて居る貴族の血がゆるさん、と申し居るわ。
叛くなら心のままに叛くがよいのじゃ。
そなた達の軍にせめよせられて自ら喉をつくほどの意くじなしではないのじゃ。あわれなうじ虫共は口惜しまぎれの法王にそそのかされて裏に裏の心はようもさぐらいで只がやがやとわめいて居る――
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王の亢奮した神経はあたりの静けさにつれて次第にしずまって来る。
しずかに考え深く。
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王 只らちものうさわぎたてる愚者を兵力で押える事はわけもない事じゃ。
したがわしは兵を殺す事はよう望まぬのじゃ。
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