産党」に×傍点]の絶えざる指導が、革命前と同じくこの建設を貫いている。
この党こそ、資本主義から社会主義の間に通らなくてはならぬプロレタリアートの独裁[#「独裁」に×傍点]を維持しているのだ。プロレタリアートの独裁[#「独裁」に×傍点]の必要と意義は何処にあるか。それはプロレタリア階級のみが決定的に最後まで何等の動揺なしに資本主義と闘い得るからだ。ブルジョアジーの支配を革命で倒した後にも、資本主義的分子は一挙にして消えて了いはしない。プロレタリアートは自己の敵を倒し、資本主義の復興と闘い、中農の動揺を克服し、階級を絶滅するためにプロレタリアートの独裁[#「独裁」に×傍点]の国家を必要とする。
スターリンは何故プロレタリア独裁[#「独裁」に×傍点]の国家が組織されるかについて次のように説明している。
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一、革命によって倒壊された地主及び資本家の反抗を粉砕し、資本の支配を復活せしめようとする彼等のあらゆる企図を一掃すること。
二、すべての勤労者をプロレタリアートを中心に糾合する精神の下に建設事業を組織すること、且つこの仕事を階級の清算と絶滅とに
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