導く方向を目指して継続すること。
三、革命の武装、国外の敵、即ち帝国主義との闘争のための革命軍の組織。
[#ここで字下げ終わり]
 プロレタリアートの独裁[#「独裁」に×傍点]はこれらの任務の遂行のために必要なのである。このプロレタリア独裁[#「独裁」に×傍点]は、出来合の国家機関で間に合すことは出来ない。
「労働者階級は単に出来合の国家機関を占領して、それを自分自身の目的のために運転することは出来ぬ」(マルクス)プロレタリアートは自身の新しい国家機関を組織するためには、旧い国家権力を解体し、粉砕し、それを全く廃棄しなければならぬ。このことはプロレタリアートの武装による独裁[#「独裁」に×傍点]によってのみ可能である。「独裁[#「独裁」に×傍点]は新しい階級が旧い国家機関の助けによって命令し、管理するということのあるを許さない。反対に新しい階級がこの機関を粉砕し、新しい機関の助けによって命令し、管理するということにあるのでなければならぬ。」
「ソヴェトこそ、ブルジョア民主主義をプロレタリア民主主義におきかえ、プロレタリアの国家機関の基礎となる新しい組織形態である。プロレタリア独裁[#「 
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