席、日誌当番
燈台守の娘の話を翻訳
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○希望は心の生命であると云う事はだれでもが云うけれ共私はこの頃特別にそう思う。悲しい中にも自分の心の希望が輝いた時にはまことにうれしいものだ。
○今までになく私は確定した考えをこの頃は少し持って居る。それを私はよろこばなければいけない。
○よろこびの根強く生えて悲しみはいずこの隅に身をばひそめし
○かなし味のかげにうち笑むうれしさは
真珠のごとく貴くもあるかな
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二月十四日(土曜)晴 寒
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〔摘要〕学校出席 大沢氏
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二月十五日(日曜)晴
Ancient Greek Sculptors 訳し始める。勿論一年仕事であるけれ共その結果を思えば努力しがいが有る。
二月十六日(月曜)
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〔摘要〕学校出席
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久米正雄氏から『新思潮』を送って呉れる。
二月十九日(木曜)
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〔摘要〕
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