日記
一九一四年(大正三年)
宮本百合子
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)緋《ひ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)[#ここから20字下げ、折り返して24字下げ]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)チラ/\と
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
〔大正三年予定行事〕
一月、「蘆笛」、「千世子」完成
〔一月行事予記〕
「蘆笛」、「千世子」完成
To a sky−Lark 訳、
「猟人日記」、「希臘神話」熟読
「錦木」
一月一日(木曜)晴 寒
[#ここから20字下げ、折り返して24字下げ]
〔摘要〕四方拝出席
[#ここで字下げ終わり]
四方拝出席、午後例の如し。
十六と呼ばれなければならないそうだとでも云わなくっちゃあならないほど今日は私にとって不思議な妙てこなものである。きのうと今日と三時間ほどねたばっかりで私は十六になり今までより以上に改良もし進歩もしなくっちゃあならないかと思うと急に私の肩が重くなった様に思われる。口だけでない覚悟をしなければならない私は意味の
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