をまぜて叫んで、面白そうに手をうち合わせた。
「ロビン! 英語の詩でよんだことあります。それ、美しい小鳥です。そうでしょう? サッサさん」
「そうよ。ドーリヤさんは、紅い紅雀よ、秋山さんは髭の生えている紅雀」
「まあ、素敵!」
ドーリヤは、すっかり面白がって大笑いしながら、テーブルの奥の長椅子から、とび出して来た。
「サッサさん、可愛いかた!」
そう云って伸子を抱擁した。ドーリヤは伸子を抱きしめると、そのまま、あっさり伸子からはなれ、衣裳タンスの前へ行って、眩《まぶ》しい光りを反射させている鏡へ自分の全身をうつした。横姿から自分を眺めながらスカートの皺などを直した。ドーリヤは、半分アジアで半分はヨーロッパの血色のいい丸顔をふちどっているブロンドの髪や、たっぷり大きい胸元に似ずスラリとした自分の脚つきを一わたり眺めて、それに満足したらしく、小声でダンス曲をくちずさみながら、一人でチャールストンの稽古をはじめた。両肱をもちあげて自分の足もとを見おろしながら、エナメル靴の踵と爪先とを、うちそとにせわしく小刻みに動かした。
「サッサさん、あなたチャールストン踊れますか? わたし、これ、きの
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