ながら叔母は皆に紹介した。叔母にしたよりも一寸ほど低く二ひざほどいざりでて笑いながらこんな時につりあったおじぎのし様をした。
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「そうですか、これは……」
「よく御噂をうけたまわって居ります」
「新花町の友人ともあれだそうですナ」
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いくつもの声がこんな事を云った、そんなかで一つでも千世子が返事し様と思ったほどととのった言葉を云った人はなかった。千世子はまるで三十を越した人の様なゆとりのある様子で又心持で二十人ほど並んだ男を観察しはじめた。
どの人もどの人もそれほかしらない五つほどの下すなしゃれをくり返しくり返して「オーヤオヤ」と思わせる人達ばかりの様に見えた。中ぶらりんのお医者様特有なフニャフニャな様子をどの人もどの人ももって、長いひげをピョンとはりがねの様にしたのと、短かくこの頃のはやりにきったのとあるかなしかの影の様なおもわせぶりなひげを一本ずつ並べてある人達などだった。わりに目はしがきいて居そうなかおをして居るくせに半間な人、やたらに通がる男、たえずあごをさすっては、「エヘヘヘ」と思い出し笑いをして居る人、着物の衿を人さし指と中
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