の形で、自主的な農民の組織が出来て、粒々辛苦の収穫物を、怪しげな官制農業会の手を経ずに、直接消費者に渡そうとしているのは当然である。
工場の労働者が、今日企業家の行っているサボタージュに反して、生産を管理しより多く、よりよく生産して、人民の生活必需品を作り出し、農村の生産必需品を、少しでも多く送ろうとしていることも肯ける。工場の人々がゴム長靴から硫安までを熱心に増産しようとしているこころもちは、私たち市民消費者が、すべての配給機構や町会を自主化させ民主化させていろいろの組合を管理して横流しを防ごうとしている努力と全く結び合ったものである。
家庭の婦人が、一つでも配給をましにしようと思えば、謂わば藷一つも必要なだけ欲しいと思うならば、それはとりも直さず、藷が道理に叶った筋を辿って、村から各自の台所へと運ばれ得る条件を自分たちで作らなければならないということに帰着する。これこそ、私たち人民が、人民の生活の向上のために骨折るに価する政治ではなかろうか。
去る二月十六日午後から、日本にはインフレーション防止非常措置として、モラトリアムがしかれた。瀕死の病人の体温表をみると、脈搏の数は益々
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