立場から婦人の労働というものは全く悲劇的に、人民生活の破綻のために追立てられたのであった。アメリカとソヴェトとイギリスと中国、連合国側の婦人の労働力は、同様に強度に動員されたとしても、戦争の本体が平和の防衛のためであったから、現実にさまざまの問題は持っているにしろ、彼女達の犠牲も究極においては平和の建設というはっきりした目標を持っていた。しかし、日本婦人の労働力は第一、そういう人間らしい目的を持っていなかったし、国内の封建的な、そして又資本主義的な二重の搾取の方法は、この大河内の農村の工業化のような方法をあらゆる部面にはびこらして、社会的に発言権の少い婦人と青少年との上に重くかかって来たのであった。
 農村の労働が男子出征に伴って、全く婦人の肩にかかったということは、説明する必要もない。女子青年が先に立って、婦人の馬耕競技会、草刈競技会、その他農業労働の重い部分を、どんなに女が成し遂げて行くかということを競争させられたし、農村における軍需食糧の供出は、又馬糧その他の供出は、都会に生活している婦人が察しもつかない程猛烈なものであった。農村では全く自分の家の梅の実さえも自分勝手に梅干に出来
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