手際な強制供出方法によって供出を拒んだ農民は投獄されなければならない規定までこしらえた。都市消費者が、供出しない農民を怨み、窮した揚句に都市内が騒がしくでもなるとしたら、どういう結果になるだろうか。その動揺こそ、今は表面から姿をかくしながら、虎視眈々と機会をうかがっている旧軍閥、反動者のつかむところとなる。「鎮圧しなければならない」口実を、人民自ら呈供するほど、今日の日本の民衆は無智であるだろうか。或る種の似而非《えせ》政治家は、食糧その他の人民管理委員会というものを、さも革命的なもののように誇張して、日本の民主化の今日の段階を無視した二重権力というような理論をつくり上げている。歴史の必然のない、観念の社会主義へ挑発している。私たちがこの日本を民主化しなければならないという今日必然の条件は、日本の明治維新当時、ブルジョアジーが、半ば封建的な自身の歴史性から中途半分にしか日本を近代民主化させて置かなかったというところから起っている。婦人を、男子と等しい社会の成員として認めることさえし得なかった社会の半封建の性格が、今日までのこっているからである。出発の初から封建的であった支配階級は、その
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