発です。国事を談ずる、という風にやっていてね、独特な野性味があって、つまり地声でやっているのね。外国人の話す外国語で、この自然な地声で喋れるようになるにはよほどであると思います。語学の道から云うとなかなかなのでしょうが、一寸別の道、人間の出来、というところから云うと、いつもそう話す、という程度の人間も少しは在るわけです。ひどいのになると、自分の流暢な語学にひっぱりまわされて、本心が我ながら分らないような人間もありますが。
 さて、きょう、あなたの御気分はいかが? やはり忙しくてお疲れ? わたしもきょうはすこしおつかれでおとなしくなっているのよ。きのうの日曜は、風呂を立てた翌朝なので、朝の台所を終ると、洗濯をしました。あなたの白麻の長襦袢やなにかを。国も在宅で、労働服着て、バキュームを動かして、カーペットの塵をすっかりとって、食堂に敷きました。真中に継の大きいのがあるけれども、冬仕度の出来た気分で――あなたにすれば、綿の入ったものがお手元にある気分で――よくなりました。夏じゅう板をむき出していたの。

 おひるをパンにしようとしていたら(国、自転車でとりに行きました)燃料がなくてパンやに
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