教養というものの欠乏についても感じたし。科学精神が陶冶されていなくて医者がどんなにつくり出されつつあるかということ、ポスターやらその他の趣味でまざまざと語られて居りました。
細菌のところで検[#「検」に「ママ」の注記]微鏡の下にあらわれた細菌は、まるでタンポポのわた毛がとんだあとの短く細いしんのようなものね。[#図5、手書き縦線5本]こんなものね。大きさも(鏡の下での)この紫色に染め出された[#図6、手書き縦線4本]が、あんなに活躍するとは何と妙でしょう。人間生活、日本生活のなかにこんなにビマンしているとはどうでしょう。そして、日本には百人の病人に対して二十のベッドしかなく、ナチは 123 で 23 の余分をもって居り、アメリカは 128 か 135 か、でそれだけの余分があるのです。余分、よ。感ずるところないわけには参りませんでした。それからいろいろの標本についての説明を佐藤さんからきき、得るところあります。そして、一昨年私が熱を出したときあなたのおっしゃった注意、早期の発見と治療しか道のないこともわかりました。だって、おくれてからの手当なんて非常にまだまだ対症的ですもの、根本的で
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