下げ]
サッカレ
ディケンズ(「現代史の裏面」)
バイロン(「※[#「鹿/(鹿+鹿)」、第3水準1−94−76]皮」?)
[#ここで字下げ終わり]
ブルターニュ
木菟党をよむ。深く感動した。今日、ヨーロッパ地図の上で、人間の理性の地図の上で、ナチス侵入に総反撃を加えつつあるブルターニュのマーキの人々の活躍の価値を思い合わせて。
木菟党は、大革命時代に王党の残党としてブルターニュに活躍した農民軍であった。バルザックは、デュマばりのこの歴史冒険小説を生彩をもってかいている。
きょうのブルターニュのマーキの人々のひいじいさんや大伯父たちが、木菟党について知っており、又その子孫たちがこの物語をもっていることは、いいことだ。人民は、いかにおろかに祖国を愛したかについて学び、またいかに賢く祖国を愛し得るかについて学ぶこと。勇気のつかいみちについて学ぶこと。
怪物
ステファン・ツワイクはフーシェを、一人のロマン的人物として定型した。――次から次へと裏切らずにはいられない悲喜劇的性格として。ツワイクによってこういう風に主観化されうすめられたフーシェとバル
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