るようにして、その足をひきずらねばならなかった。
三人は、それほど黙っていないで、まれには一言ぐらい何か言ったらいいだろうと思われるほど、黙ってくっついて歩いた。三人も自分で、何かその不愉快な苦痛な沈黙に反抗したいとは思っても、口をきくだけの気力がないのであった。それは何か官庁の手続きででもあるように、非常に面倒臭いことのように思われるのであった。
道は、藤原と、波田にとっては、昨夜歩いたと同じ道であるのに、道の方が先へ向こうへすべり抜けでもするように遠く思えた。
しかし、彼らはやがて、第二の小屋まで来た。そこは、港の最奥部で、馬蹄形の頂点になっていた。その小屋からしばらく行くと、彼らは、左へ、海岸から離れて、石炭の連峰の間に、こしらえられたトンネルを抜けて、それから、室蘭駅の機関庫のある、数十条のレールの平原を横切って、街《まち》へ出るのであった。
彼らの一行は、第二の小屋で息を入れた。
そこにも、沢山の人足の人たちが、まっ赤《か》に焼けたストーブのまわりに、集まっていた。
三人は、また、そこで、人足たちに席を与えられて、そして、前と同じようなことを繰りかえした。一休みご
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